
Jonathan S. Lock
シニアバイスプレジデント兼最高財務責任者Chemours(ケマーズ)の成長への道筋を明確にするにあたり、Jonathanは会社の強みを強化することに注力し、事業部門のリーダーと協力して長期的な戦略目標の策定に取り組んでいます。Chemours(ケマーズ)の株主との関わりにおいては、当社の現在および将来の成長計画について透明性のある見解を提供しています。
Jonathan LockはChemours(ケマーズ)のシニアバイスプレジデント兼最高財務責任者で、事業財務、M&A、企業戦略、財務、税務、会計および報告、内部監査、エンタープライズリスク管理、IRなど、Chemours(ケマーズ)の全世界の財務部門を率いる責任を負っています。
Q:Chemours(ケマーズ)の将来について楽しみなことは何ですか。
A:世界は今、岐路に来ています。顧客のニーズや製品提供者に対する要求は高まり、技術は速いペースで進化を続け、世界各地の政府、業界、地域社会が気候変動の解決に向けて取り組んでいます。Chemours(ケマーズ)は、パンデミックによって物流に困難が生じている期間に酸化チタンを確実に顧客に供給し、先端材料による次世代の技術の実現、気候変動の目標達成に役立つ地球温暖化係数の低い冷媒を提供したりするなど、進歩を促す独自の立場を確立しています。当社には、収益や利益の向上、フリーキャッシュフローの成長を促す基盤があります。
Q:Chemours(ケマーズ)の成長戦略を策定する過程であなたの経歴はどのように役立っていますか。
A:私はこの数十年、様々な業界、直近では材料分野と工業分野の企業で無機的な成長戦略の策定と実行に携わってきました。買収に成功した企業に共通しているのは、軸が強く安定しているということです。しっかりとした基礎がなければ家を建てることはできません。M&Aを通じた成長を目指す企業も同じです。基礎への投資は、私たちがChemours(ケマーズ)で行ってきた素晴らしい仕事であり、当社のポートフォリオを構築するための適切な材料はすべて揃っていると私は信じています。Chemours(ケマーズ)はこれまでのキャリアの中で最もエキサイティングな職場のひとつであり、今後も当社のポートフォリオと人材の可能性を最大限に引き出していきたいと思っています。
とはいえ、すべては人材から始まります。だからこそ、私は当社の実現能力を楽観的にとらえています。 当社には、どのような課題も克服できることを幾度も実証してきた、優秀で情熱を持った社員たちがいます。
Q:Chemours(ケマーズ)の社員リソースグループ(ERG)のひとつでエグゼクティブスポンサーを務めていますね。Chemours(ケマーズ)を最良の職場にするという目標においてERGが非常に重要である理由をお聞かせください。
A:私たちの目標は、Chemours(ケマーズ)を全社員にとって最良の職場とすることです。この目標を達成するために、私たちはERGを活用して組織の隅々にまで影響を及ぼし、ERGの一員である個人とその支持者とのつながりだけでなく、他の企業とのつながりも作っています。このつながりは、ERGなくしては実現できないかもしれません。 私は数年にわたりPRIDE ERGのリーダーを務めていましたが、今はCAG ERGのエグゼクティブスポンサーを務めています。どちらも、Chemours(ケマーズ)内で人と人とのつながりを作りつつ、外部との橋渡しもするうえで優れた役割を果たしているグループです。
Q:あなたの意外な面について何か教えてください。
A:ノースウェスタン大学の1年生のときに舵手を務めていました。とても貴重な体験で、自分自身や人間のパフォーマンスの限界について多くのことを学んだ1年間でした。
略歴
Jonathan S. Lockは、2023年6月からChemours(ケマーズ)のシニアバイスプレジデント兼最高財務責任者を務めています。Jonathanは2018年にコーポレート開発およびIR担当バイスプレジデントとしてChemours(ケマーズ)に入社しました。 最近まで、企業戦略、M&A、エンタープライズリスク管理、持続可能性、IRを担当するシニアバイスプレジデント兼最高開発責任者を務めていました。
JonathanはChemours(ケマーズ)入社前、SunCoke EnergyとそのマスターリミテッドパートナーシップであるSunCoke Energy Partnersで企業戦略とIRを担当し、Sunocoからのスピンアウト後の組織の拡大と成長を支援しました。SunCokeに入社する前は、Marakon Associatesで工業分野のリーダーとして、Global 500企業に対し成長機会の特定とポートフォリオ問題の管理について支援を提供しました。Jonathanは、Accentureで技術研究開発グループの一員として職業キャリアをスタートしました。
Jonathanはフォード・ディーン奨学生およびバクスター奨学生としてノースウェスタン大学で医用生体工学の理学士号を取得しました。その後、ノースウェスタン大学のケロッグ経営大学院でMBAを、ノースウェスタン大学プリツカー法科大学院で法務博士号を取得しました。
休日には、4人の子どもたちと過ごす時間を楽しんでいます。

Jonathan S. Lock
シニアバイスプレジデント兼最高開発責任者
問題解決のための多様な考え方やアプローチは、専門家としても個人としても私たちを向上させてくれます。