2019年11月14日、米デラウェア州ウィルミントン/PRNewswire/ -- 酸化チタンテクノロジー、フッ素製品、特殊化成品分野でグローバルリーダーの化学会社であるChemours Company(NYSE:CC)は、G.I. Industrial Holdingが、低GWP(地球温暖化係数)のハイドロフルオロオレフィン(HFO)系冷媒であるOpteon™(オプテオン™)XL41(R-454B)とOpteon™(オプテオン™)XL55(R-452B)をスクロールチラーシステムのR-410A代替品として採用したことを本日発表しました。同社はイタリアのラティザーナに本社を置き、ヨーロッパ、アフリカ、中東、アジアに展開している、快適さと産業冷却業界における主要企業グループです。G.I. Industrial HoldingによるOpteon™(オプテオン™)XL冷媒の選定は、Chemours(ケマーズ)とイタリアの代理店Rivoira Refrigerant Gasesとの緊密な協力のもと行われました。この選定は、2021年に導入されるヨーロッパにおけるF-ガス規制のHFC(ハイドロフルオロカーボン)の上限とフェーズダウンに先立って、チラー市場に長期的で持続可能なソリューションを提供するという、バリューチェーン全体における業界の主要企業によるコミットメントを表しています。
Opteon™(オプテオン™)XL41(R-454B)とXL55(R-452B)は、A2Lに分類される新しい機器向けのHFO冷媒で、R-410Aと同等の容量ならびに改善されたエネルギー効率を備えるほか、ほぼ同じコンプレッサーの吐出温度を提供します。R-410Aと比較してGWPが78%削減されたOpteon™(オプテオン™)XL41は、R-410Aの代替品として最も低いGWPを達成し、長期的なR-410A代替ソリューションを提供します。
Opteon™(オプテオン™)XL55(R-452B)は、R-410Aと比較してGWPが65%削減されます(R-32でのGWP削減と同等)。しかしながら総合的な性能がR-410Aにもっとも近いため、より早い市場展開が可能になり、最小限の機器再設計とコストを実現しています。
「当社の製品ポートフォリオは、スクロールコンプレッサーで使用されていた従来のR-410Aの代わりに、より持続可能な冷媒R-452Bを採用した高効率のACとチラーユニット全種類をHVAC分野で先駆けて提供することとなります。GWPが65%低いと同時に、R-410Aと同等もしくはそれ以上の性能で、Ecodesignに準拠し、G.I. Industrial Holdingの全ての製品群と互換性があり(液体チラー、ヒートポンプ、50~1,220kWの多機能ユニット)、R-452Bを使用することでCLINTとKTKのブランド哲学の重要な要素を取り持つことになります。環境への配慮、効率汎用性とG.I IndustrialのプロダクトマーケティングマネージャーのEnrico Pinは述べています。「最近、私たちはR-454Bを認定し、チラー市場により長期的なソリューションをもたらすR-454Bと互換性のある機器もリリースしました。」とG.I IndustrialのプロダクトマーケティングマネージャーのEnrico Pinは述べています。
「Chemours(ケマーズ)の長期的なパートナーであり、イタリアの主要なガス代理店である当社は、お客様にこうした低GWP冷媒への移行を促進するための技術的かつ商業的なサポートを提供することで、A2Lに分類されるHFO冷媒の市場準備をサポートすることに積極的に取り組んでいます。Rivoira Refrigerant GasesのビジネスマネージャーのAlessandro Pascheroは、「高GWPガスからより持続可能なソリューションへの切り替えはお客様にとって困難な課題となるため、Chemours(ケマーズ)、G.I Industrial、Rivoiraといった高度な専門性を持つ企業から協力が得られることで、成功すると信じています。」と述べています。「私たちは、Opteon™(オプテオン™)XL41(R-454B)とXL55(R-452B)のような低燃性ソリューションが、将来的にエアコン用途で多く使用されると確信しています。そのため、A2Lに分類される冷媒を200,000kgまで保管できる新しい充填ステーションに投資をしました。」
Opteon™(オプテオン™)の低GWPのHFO冷媒は、冷凍冷蔵機器、エアコン、ヒートポンプ、チラー市場の長期的なニーズに応えられる、持続可能で多目的な冷媒のポートフォリオです。これらの冷媒は、置き換える製品と比べてその性能を維持もしくは改善しながら、世界的にますます厳しくなる規制に対応するために開発され、さらには、HVACR業界のカーボンフットプリントを削減するために、より持続可能な冷媒の選択と機器設計を促進しています。特にヨーロッパにおいては、非常にGWPの低いOpteon™(オプテオン™)XL冷媒ポートフォリオが、F-ガス規制で必須となる市場の移行をサポートしており、性能、安全性、持続可能性、総所有コストを考慮して、顧客が最適なソリューションを選択できるようにします。
Opteon™(オプテオン™)冷媒の詳細については、opteon.comをご覧ください。G.I. Industrial Holdingの詳細については、こちらをクリックしてください。
Chemours Companyについて
Chemours Company(NYSE:CC)は、酸化チタンテクノロジー、フッ素製品、特殊化成品においてグローバルリーダーであり、市場が定義する製品、応用技術、化学を基盤としたイノベーションを通じて幅広い業界のお客様にソリューションを提供しています。Chemours(ケマーズ)が提供する素材は、プラスチックやコーティング製品、冷凍冷蔵機器、エアコン、採鉱、一般的な工業造業などに含まれています。主な製品にはTeflon™、Ti-Pure™(タイピュア™)、Krytox™、Viton™、Opteon™(オプテオン™)、Freon™、Nafion™などの有名製品があります。Chemours(ケマーズ)は、2018年に最初の企業責任コミットメントレポートを発表し、その中では国連の持続可能な開発目標(SDGs)に沿った目標を強く打ち出しています。当社はおよそ7,000人の従業員と28の製造拠点を擁し、120カ国以上で約3,700の顧客にサービスを提供しています。Chemoursの本社は米デラウェア州ウィルミントン。ニューヨーク証券取引所(NYSE)に「CC」のシンボルで上場しています。
詳細については、chemours.comにアクセスするか、ツイッターの@Chemours、もしくはLinkedInをフォローしてください。
将来見通しに関する記述
本プレスリリースには、1995年米国私募証券訴訟改革法(U.S. Private Securities Litigation Reform Act of 1995)のセーフハーバー規定の意味の範囲内で、リスクと不確実性を伴う将来見通しに関する記述が含まれています。将来見通しに関する記述は、現在の予想に基づく将来の出来事に関するある推定であり、過去もしくは現在の事実に直接関係していない記述が含まれています。「信じる」、「期待する」、「するだろう」、「予想する」、「計画する」、「推定する」、「目標にする」、「想定する」などの言葉は、一般的に「将来を見通した記述」を示しており、かかる記述が発表された日付時点での見通しとなります。これらの将来見通しに関する記述は、とりわけ、未解決または将来の環境責任の結果または解決、規制当局による照会、調査または手続きの開始、結果または解決、訴訟の開始、結果または解決、当社の製品の需要または採用に影響する米国やその他の地域の環境規制の変更、予想される将来の営業および財務実績、事業計画、見通し、目的、目標とコミットメント、設備投資とプロジェクト、配当または株式買い戻し計画、知的財産保護の十分性や長期性、コスト削減目標、収益性と成長を高める計画、買収を行う当社の能力、買収した事業または資産の事業へ統合する能力、予想される相乗効果またはコスト削減を達成する能力、および純売上高、調整後EBITDA、調整後EPS、フリーキャッシュフロー、実効税率、および投下資本利益率(ROIC)の見通しを取り上げている場合があり、これらはすべて、実際の結果がそのような記述によって表明または暗示されたものと大幅に異なることになる相当のリスクと不確実性の影響を受けます。将来見通しに関する記述は、将来の出来事に関するある推定と予想に基づいており、正確である、もしくは実現するとは限りません。これらの記述は将来パフォーマンスを保証するものではありません。将来見通しに関する記述は、Chemours(ケマーズ)の管理が及ばないリスクや不確実性を伴うことがあります。さらに、現時点でChemours(ケマーズ)特定できない、もしくはChemours(ケマーズ)が現時点でビジネスに重大な影響を与えるとは予想していないリスクや不確実性が他にもある可能性があります。これらの相違点を引き起こすもしくは寄与する要因には、2018年12月31日に終了した年度のForm 10-Kの年次報告書を含む、米国証券取引委員会に提出して議論されたリスク、不確実性、その他の要因が含まれます。Chemours(ケマーズ)は、法律で義務付けられている場合を除き、いかなる場合でも将来見通しに関する記述を修正または更新する義務を負いません。
連絡先:
ニュースメディア
David Rosen
エグゼクティブ兼ファイナンシャルコミュニケーションマネージャー
+1.302.773.2711
[email protected]
Alexandra Zlatanov
マーケティングコミュニケーションスペシャリスト、EMEA
+41 (0)22 719 15 72
[email protected]
投資家:
Jonathan Lock
コーポレート開発およびIR担当バイスプレジデント
+1.302.773.2263
[email protected]
マルチメディアをダウンロードしてオリジナルをコンテンツを表示:http://www.prnewswire.com/news-releases/opteon-xl41-r-454b-and-xl55-r-452b-low-gwp-refrigerants-selected-by-gi-industrial-holding-as-r-410a-replacements-for-scroll-chillers-and-heat-pumps-300958602.html
出所:Chemours Company