より早く排出量を削減することに尽力

私たちはより良い未来のために投資とイノベーションを行っています

Chemours(ケマーズ)もその一員である化学業界は、低炭素経済への移行に関して中心的で難しい役割を担っています。なぜなら、現在も将来も、低炭素とエネルギー削減技術を実現する化学品が求められているからです。化学業界は、排出量を減らしつつ、この需要に応える形で成長していかなければいけません。

気候に関する2022年のハイライト

  • スコープ1およびスコープ2の温室効果ガス(GHG)排出量合計を2018年の基準(ベースライン)から30%削減し、絶対排出量を60%削減するという目標の半分を達成
  • オランダのドルドレヒト工場で12個のエネルギー削減イニシアティブを特定して導入。1年でエネルギー強度をほぼ3%削減
  • 最もエネルギー集約型の事業であるチタニウム テクノロジーセグメント内で、2030年までにエネルギー強度を2018年の基準(ベースライン)から20%改善するという独自の目標を策定
  • ケンタッキー州ルイビルの工場で、HFC-23のプロセス排出量を99%(ベースラインのGHG排出量合計の約25%に相当)を削減するよう設計されたHFC-23排出量削減プロジェクトを実施
  • TC Energyと提携し、ウェストバージニア州のベル工場とワシントン工場の施設でボイラーシステムにおける水素混合試験を実施し、排出量削減戦略へのクリーン水素の組み込み検証に成功
  • GHG排出量削減の取り組みについて、米国エネルギー省(DOE)の「Better Plants Program(プラント改善プログラム)」から2つの賞と、米国化学工業協会(ACC)レスポンシブルケア® Energy Efficiency Award(エネルギー効率賞)の合計3つの賞を受賞
温室効果ガス絶対排出量の60%削減 - 順調に進行中

実質ゼロに向けての歩みを継続

2021年から2022年にかけて生産量がわずかに減少し、合計排出量が約100万トンCO₂e減少 主に排出量削減プロジェクト、エネルギー効率、再生可能エネルギーにより、2018年の基準(ベースライン)からの排出量削減と前年比での削減を達成 私たちが進捗を達成できたのは、排出量削減目標達成に向けた取り組みを2022年後半に完了したことや、サーマル & スペシャライズド ソリューションズ(TSS)とアドバンスト パフォーマンス マテリアルズ(APM)の複数の製造拠点で業務効率を改善したことが大きな要因となっています。

私たちは、設備投資計画や工場向け再生可能エネルギーの確保にも引き続き取り組んでいます。2022年には、フロリダ州スターク、テネシー州ニュージョンソンビル、ウェストバージニア州ベルの各工場で、購入電力の一部として再生可能エネルギーを確保しました。1年目の通年での排出量の削減効果は、プロジェクトの始動後、2022年から2023年にかけて生まれます。全体として、2022年末までに、年間約100,000 MWhの再生可能エネルギーの調達に尽力しました。