責任ある化学へのコミットメントを実現するには、活気に満ちた職場文化を創造できるかどうかが重要です。そのためには、私たちの事業とこの業界を発展させる力を持った優秀な人材を惹き付け確保しなければなりません。
「権限を与えられた社員」に関する2021年のハイライト
- メキシコ(4年連続)、スペイン(2年目)、中国(1年目)の3拠点で、「Great Place to Work®(働きがいのある職場)」の認定を更新
- 取締役会および上級経営陣における女性と有色人種の割合を増加。Chemours(ケマーズ)経営陣(CET)新メンバーの100%が社内、かつ女性もしくは民族的多様性のある社員(またはその両方)から登用
- 「働きがいのある会社」調査の全世界の社員エンゲージメントスコアで平均69%を達成
- DECIDEプログラムを通じて、リーダーを対象とした無意識の偏見に関する研修を継続
- 401(k)の追加拠出、長期介護保険、ペット保険、トランスジェンダー給付など、米国を拠点とする社員に対する福利厚生を拡充し、米国で奴隷解放を祝うジューンティーンスを休日に指定

目標の評価
私たちは、インクルージョン(包摂性)、ダイバーシティ(多様性)およびエクイティ(公平性)に関する目標達成状況を毎年評価し、適切な行動が必要な機会や障害を特定して、予定どおりの進捗を維持するよう努めています。最新の評価では、私たちはより強力で多様性の高い米国内の労働力を生み出せることが明らかになりました。2022年以降については、米国内の全役職の30%を民族的に多様な社員から登用することを目標とします。当初の目標だった20%から今回引き上げました。
また、今回の評価では、ジェンダーパリティ(ジェンダー公正)の目標を完全に達成するに当たって複数の課題があることも明らかになりました。Chemours(ケマーズ)は、社内のあらゆる分野でジェンダーパリティ(ジェンダー公正)を実現することを基本的コミットメントとしていますが、一部の役職については、2030年という期限が厳しく、それまでに完全なジェンダーパリティを達成できない可能性があることがわかっています。これについては、ジェンダーパリティ目標の再構築を現在行っており、新たな目標として、2030年までにディレクター以上の全役職の50%に女性を登用すること、および2030年までにグローバルな全役職の35%に女性を登用することを目指します。その結果として、2050年までには、組織の全レベルで完全なジェンダーパリティを実現することを想定しています。