責任ある調達は、私たちの持続可能なサプライチェーンプログラムの主要な要素であり、それにより私たちは、顧客のニーズに応える製品を確実に製造して提供することができるようになります。私たちはサプライヤーを私たち自身の延長線上にあるものと考えており、責任を持って業務を遂行するというコミットメントを共有するサプライヤーと協力していくために力を尽くし、Chemours(ケマーズ)と私たちの顧客に価値を与えています。
2021年のサプライチェーンに関するハイライト
- 82%のサプライヤーがサプライヤー企業責任アセスメント(SCRA)を実施し、15%が持続可能性実績について向上したことにより、2030年のCRC目標を予定より早く達成
- 2022年にEcoVadisからゴールド認証(評価対象企業の上位5%に相当)を取得
- 35社以上の化学企業による共同構想およびグローバルネットワークであり、化学サプライチェーンにおける環境、社会およびガバナンス(ESG)パフォーマンスの世界標準を定義するTogether for Sustainability(TfS)に参加。このプログラムは国連グローバル・コンパクト(UNGC)とレスポンシブルケア®の原則に基づいたものである
- サプライヤー行動規範を中国語、オランダ語、フランス語、ドイツ語、日本語、韓国語、ポルトガル語およびスペイン語に翻訳し、世界中のサプライヤーに対するサポートの向上を図った
- アセスメントの対象となったサプライヤーの平均環境スコアは54%で、EcoVadis社のベンチマークである44%を上回っていることが判明。そのうち54%のサプライヤーが環境報告書を作成しており、43%が1つ以上の事業所でISO 14001の認証を取得
より持続可能なサプライチェーンの構築に向けて
世界120カ国以上に広がる10,000社以上のサプライヤーとの広範なネットワークであるChemours(ケマーズ)のサプライヤーネットワークは、私たちが生み出す責任ある化学に欠かせない要素です。私たちは、EcoVadis社と提携して実施するサプライヤー企業責任アセスメントを通じて、サプライヤーの持続可能性に関する実績を測定しています。また、倫理的なビジネス慣行、社会的実績、環境実績、持続可能なサプライチェーンという4つのESGカテゴリー全体でアセスメントを行っています。アセスメントが終了したサプライヤーには、ESGパフォーマンスを改善する機会の提案を記載したスコアカードが提供されます。
私たちは、2021年に、支出額で80%を占めるサプライヤーの持続可能性実績に関する基準(ベースライン)を策定しました。また、同年末までに、持続可能なサプライチェーンに関する2030年CRC(企業責任コミットメント)目標を達成しました。2030年目標を前倒しで達成できたことは誇りに思います、そしてサプライヤーがそれぞれの持続可能性の歩みを進める中で、私たちが影響や支援を与える余地は多いと理解しています。私たちは、持続可能な実務慣行をサプライチェーン全体に落とし込む支援として、進捗状況の評価、目標設定およびプログラム設計を継続していきます。